工房について

工房の理念

現在、東京や大阪のみならず、日本各地において弦楽器を演奏する人々は日増しに増え、プロアマ問わず音楽活動は盛んになっています。アマチュアを含めた音楽文化活動がここまで盛んな国は、日本以外には少なく、一つの誇るべき文化だと考えます。

このような文化の形成には、ただ楽器を弾く人がいればよいわけでなく、次世代に楽器を奏する楽しさを伝える教師の方々、常に素晴らしい音楽的感動を求め表現する演奏家の方々、楽器を奏する事をライフワークとして楽しむアマチュアの方々、そして演奏側だけでなく楽器自体を作る製作者、演奏家の楽器のメンテナンス・修理をする職人、海外から優れた楽器やその周りの物を探し日本に紹介するディーラーの方々、それらを見極め各地の音楽を愛する人に紹介する小売店や工房、どれか一つを欠いてもこのような音楽文化の隆盛はありえません。

当工房は「山形」という文化の享受・発展への意欲が高い地域に根ざし、微力ながらも音楽文化形成の一端を担い、分野・業界などを問わずすべての人々と調和・協力し音楽文化の隆盛を目指すことを理想とし、活動して参ります。

プロフィール

新潟県村上市生まれ、京都市出身。幼少よりヴァイオリンを始める。新潟大学管弦楽団での活動、農学部で森林・木材について学んだこと、などの経験からヴァイオリン職人という仕事に興味を持ち、この道を志す。

2006年より、弦楽器製作の勉強をはじめ、東京の国立音楽院ヴァイオリン製作科に入学。都内・その近郊で工房を構え活躍される職人の方々より、木工および弦楽器技術の基礎を学ぶ。

2009年初頭渡伊し、クレモナのイタリア国立弦楽器製作学校I.P.I.A.L.Lの楽器修復コースの3年次に編入。製作をA.Sperzaga, A.Voltiniに、修理調整をA.VoltiniおよびC.Amighettiに、ニスをMassimo Ardoriに、弓の調整をE.Slavieroより、ニスのリタッチを短期ながらAmdrea Ortona に学ぶ。2012年同校卒業後もクレモナに残り、マエストロらに定期的にアドバイスをもらいながら製作等を行う。約5年のイタリア滞在の後、2013年秋に帰国。2014年7月より山形市双葉町にて開業。

関西弦楽器製作者協会正会員