音調整

よく、楽器の音を調整してもらいたいとのご依頼を受けますが、楽器の音は非常に多くの要素の組み合わせで形成され、どこか一箇所をいじれば、低弦~高弦までの音色・音量がトータルで向上するという単純なものではありません。一つの要素を向上させるために、別の要素を犠牲にしなければならないケースも多くあります。

演奏家の方と調整者の求める音のイメージの相違も、音調整という仕事の難しいところの一つです。一度、どこかを動かすと、以前の音と同じ音を得るのは難しいため、安易な覚悟での音調整はおすすめいたしません。

音調整に関しては現在の楽器の状態に明らかに改善点があると判断でき、さらに楽器のポテンシャルなどを考慮した上で、音の改善の可能性が高いと判断できる場合、もしくは現在の音に強い不満があり、どうしても音を変えたいという場合 のみ引受させていただきます。

音調整のお仕事をさせていただくに当たっては、まず現在の楽器の状態をよく確認させていただいて、求める音のイメージを得るために必要な調整箇所を提案いたします。(ここまでは、無料でさせていただきます。)

先述のとおり一箇所だけを修正するだけでは最善の結果が得られない場合が多いので、通常数箇所の修正を提案させていただくことが多いです(魂柱・駒調整、弦、必要によってはテールピースなどのフィッティングetc)。予算や預かり期間もそこで提示いたしますので、その段階で改めてお考えください。場合によって、何度も試奏をしていただき話し合い、調整を繰り返す場合がありますので、予めご了承ください。

調製例としては

・魂柱調整+弦交換(楽器に合った弦組み合わせの提案と交換)
・駒調整+魂柱調整+弦交換
・駒交換+魂柱交換+上ナット調整+弦交換

などが考えられます。

3つ以上の作業の組み合わせでご依頼をいただいた場合(弦交換も一つの作業と含めて)、通常の作業単価の10%off、弦の価格は定価の40%off(通常30%off)で行わせていただきます。